罪悪感を手放す

親から愛された記憶がない私が、自分を愛せるでしょうか。。。

私、どうやって自分を愛せばいいか?
分からないんです。

親から愛された記憶がない人間が
愛されるという体験をしたことがない人間が
自分を愛することってできるんでしょうか?

それって無理なんじゃないでしょうか。

親から愛された記憶がないから
自分も他人も愛せないと悩む人は多い

これは、たくさんのクライアント様から
聞いたことのある質問です。

愛することは技術だと提唱する本・
「愛するということ」から学ぶこと

ここで「愛するということ」という書物の一節を紹介します。
ちょっと長いですが読む価値のある内容かと思いますので、
もしよかったらお付き合いください。
(少なくとも私は何回読んでも心に響きます。)

愛は技術だろうか。
技術だとしたら、知識と努力が必要だ。

それとも、愛は一つの快感であり、
それを経験するかどうかは運の問題で、
運がよければそこに「落ちる」ようなものだろうか。

この小さな本は、愛は技術であるという
前者の前提のうえに立っている。

しかし、今日の人びとの大半は、
後者のほうを信じているにちがいない。

(中略)

第一に、たいていの人は愛の問題を、
愛するという問題、
つまり愛する能力の問題としてではなく、
愛されるという問題として捉えている。

つまり、人々にとって重要なのは、
どうすれば愛されるか、
どうすれば愛される人間になるか、
ということだ。

この目的を達成するために、
人々が用いる方法はいくつかある。

おもに男性が用いる方法は、
社会的に成功し、自分の地位で許されるかぎりの
富と権力を手中におさめることだ。

いっぽう、主として女性が用いる手段は、
外見を磨いて自分を魅力的にすることだ。

また、男女が共通して用いる、
自分を魅力的にする方法は、
好感をもたれるような態度を身につけ、
気のきいた会話を心がけ、
他人の役に立ち、
それでいて謙虚で、押しつけがましくないようにする、
ということだ。

(中略)

愛には学ぶべきことなど何ひとつない、
という考え方を支えている第二の前提は、
愛の問題とはすなわち
対象の問題であって能力の問題ではない、
という思い込みがある。

人々は考えているーーーーー
愛することは簡単だが、
愛するにふさわしい相手、
あるいはその人に愛されたいと思えるような相手を
見つけるのはむずかしい、と。

(中略)

生きることが技術であるのと同じく、
愛は技術であると知ることである。

どうすれば人を愛せるようになるか学びたければ、
他の技術、
たとえば音楽、絵画、大工工事、医学、工学などの技術を学ぶときと
同じ道をたどらなくてはならない。

どんな技術を習得する際にも
踏まなければならない段階とは
どんなものだろうか。

技術を習得する過程は、
便宜的に二つの部分に分けることができる。

ひとつは理論に精通すること。
いまひとつはその習練に励むことである。

(以下略)

「愛するということ」
エーリッヒ・フロム著
紀伊国屋書店

愛するのは簡単で愛されるのはむずかしい?
それって本当?

どうですか?
これを読んでドキッとした方も多いのでは?

私が特に響いたのはこの箇所です。

つまり、人々にとって重要なのは、
どうすれば愛されるか、
どうすれば愛される人間になるか、
ということだ。

主として女性が用いる手段は、
外見を磨いて自分を魅力的にすることだ。

また、男女が共通して用いる、
自分を魅力的にする方法は、
好感をもたれるような態度を身につけ、
気のきいた会話を心がけ、
他人の役に立ち、
それでいて謙虚で、押しつけがましくないようにする、
ということだ。

(中略)

婚活において私がした愛されるためにしたこと
掛けた費用は?

私の婚活を例にとると、、、

私が男性からのお見合い申込をゲットするために
外見磨きにかけた時間とお金は相当なものでした。

◇お見合い写真代

◇メイクレッスン代

◇婚活コンサル料金

◇顔のシミ取り

◇顔のリフトアップ

◇洋服代

◇メイク用品代

◇スキンケア用品代

◇バック・アクセサリー代

◇ダイエットコーチング代

これに結婚相談所に払った料金(成婚料含む)
男性心理を研究するために読んだ書籍代などを入れると
大ざっぱに見積もって100万円近く。

ひぇーーーー!!!(@_@)
マリアさん金持ち!という声が聞こえてきそうですが、
私は他のことに使わずに婚活につぎ込んだだけですし
ほかの人はもっと使ってる人もいます。

まさに、私は愛される人間になるための努力とお金を
惜しまなかったと言えます。

圧倒的多数の人が
愛されることの方がむずかしいと考える

愛するのは簡単
(ただし相手が、私が愛するのにふさわしい人間でありさえすれば、、、)
逆に愛されるのはむずかしい

私が、そして多くの婚活中の男女が、
上のように考えています。

この本は、多くの人が持つ
愛するのは簡単という思い込みにも近い考えに
疑問を唱え、
愛するって実はむずかしい、
愛するってトレーニングが必要なスキルだよ!と
言っています。

毒母の正体は愛する技術を学ぶ機会がなかった人だった

長くなりますが、もう一つ例を挙げます。

私と母のエピソードです。

私のブログを読んでくださった方は
ご存知かと思いますが、
私の母は、私に対して否定的なことばかり言ってくる人でした。

詳しくは下記のブログ記事に書いています。
https://kikugawamaria.com/archives/1770.html
https://kikugawamaria.com/archives/210.html

まあ、今回の婚約についても、
いろいろと否定的なことを言ってくるわけです。
(母からしてみれば心配しているだけらしいのですが、、、)

例えば、
彼氏のご両親が高齢だから、
これからどうなるか分からない、
覚悟しときなさい、
アンタ、ちゃんとした礼服(喪服)持っとんで?
持ってないやろ?
買ってあげるけん、早くこっちに帰ってきなさい。
とかね、、、

まだ婚約しただけやし、
彼氏のご両親に挨拶するのこれからやし、
彼氏のご両親は元気に暮らしてらっしゃるし、
今からそんなこと言うたら失礼やん!
そもそも、お母さんやって、ええ齢なんやから、
これからどうなるか分からんやん。

母の言葉に私はイラっとして言い返し、
母から距離を取ろうとするわけです。
長年の私と母がやってきたパターンです。

だけど、今回はその後の展開がありました。

母は今、変わろうとしています。

私が心配ばあいするけん、
マリアが私から遠ざかる、
何にも話してくれん、、、
寂しい、、、

私の妹に、そう愚痴った母。

妹は、母にこう言ったそうです。

お母さん、お姉ちゃんのこと誉めたり、
信頼して応援したりしたこと、
今まであった?

今まで心配ばっかりして、
否定的なことばっかり言って、
誉めたり応援したりって
全然なかったんやないん?

お姉ちゃんは、そういうお母さんの態度に
傷ついてきたと思うよ。

お母さんも、もう70代後半で、
いつまで頭がはっきりしとるか分からんのやけん、
心配ばっかりせんで、
信頼して応援してあげたら?

それを聞いて、母は変わろうと頑張っています。

母が、手作りの干し柿を送ってくれたので、
私が「ありがとう」と伝えるために電話すると、
何か言いたいけど、言わずに、
ぐっと堪えて、電話をさっと切る母がいます。

これも、妹から聞いたのですが、
母は小学生の時、自分の母(私からしたら祖母)を
癌で亡くしています。

愛媛の田舎で、当時ターミナルケアなども普及してなかったので、
全身に癌が転移して、
医師からこれ以上医学は手の施しようがないと診断された後、
祖母は自宅に帰って、寝ていることしかできませんでした。

小学生だった母は、学校が終わると、
走って家まで帰っていたそうです。

お母さん死んでないかな、
お母さん死んでないかな、と思って。

それを見た私の祖母は、
「そんなに走って帰ってこんでも大丈夫よ」と
優しく言ったそうです。

それから間もなくして、祖母は亡くなるのですが、、、

お姉ちゃん、
お母さんは小さい頃、こういう経験があるけん、
どうしても心配してしまう、
心配することしか知らんのよ。

と妹から言われ、ハッとしました。

母も傷ついてるし、その傷が癒されてないのです。

母は、健全な愛するという技術を身につける機会がなかったのです。

母にとっては、愛すること=心配なのです。

普段、クライアント様の話を聴いて、
いろいろ指摘したりアドバイスしたりしてるけど、
自分のことって分からないもんだね。

そして、今、母は私のことを
心配しないよう頑張っている。

母は、愛するということを学ぼうとしている。

親から愛された記憶がないのは
あなたに問題があったのではない

ここで「愛するということ」に戻ります。

フロムはこんな風に言っています。

愛には学ぶべきことなど何ひとつない、
という考え方を支えている第二の前提は、
愛の問題とはすなわち
対象の問題であって能力の問題ではない、
という思い込みがある。

子どもの頃、私は、
私に問題があるから、
私が悪い子だから、
私が恥ずかしい存在だから、
母は私を愛さないのだ。
と絶望していました。

まさに、私という対象に問題があると思っていました。

だけど、そうではなかったのです。

親が子に否定的なことを言うのは
その親が傷ついているから
愛することを学んでないから

母が愛するという能力を培ってなかったのです。
母には、愛することをトレーニングする機会がなかったのです。

母が、自分の母(私の祖母)を愛していたには違いないですが、
その愛は、相手を心配するという偏ったものでした。

母が、小さい私に否定的なことばかり言ったのは、
私に問題があったから、私が悪い子だったからではなく、
母に、人を健全な方法で愛するという
技術と知識がなかったからなのです。

母は今、過去のパターンを乗り越えようとしています。
娘の私を心配するのではなく、
信頼して応援することにチャレンジしています。

母は、健全な方法で娘を愛するということを
学び実践しようとしています。

この母の姿を見れただけでも、
婚活して婚約して良かったなと思います。

恋人や夫は一緒に愛することを学び習練していく人

私自身、結婚生活というステージを目前に控え、
愛するということを学ぼうとしています。

私と彼氏(婚約者)は、今のところラブラブです。

なんせ出会って2か月弱で婚約という、
電撃婚約でしたから、
お互いの良いところしか見てないし、見せてません。

お互いの良いところを見て、
この人は、私が愛するに値する人だ!
僕が愛するに値する人だ!と思って、
結婚を決めました。

ここから、お互いのダメなところ、ポンコツなところ、
エグイ欠点を見せ合い、

それにどう対応するか?

互いをどう受け入れるか?

受けれ入れることができなくても、どう耐えるか?

という挑戦と修業の旅が始まるわけです。

私は、49年生きてきて、嫌というほど、
自分の欠点、未熟さを知っています。
(これは自分をディスるわけではなく、
自分を客観視した上で言っています)

私が、これだけ未熟ですから、
彼も似たようなものでしょう。

それを踏まえつつ、
私は彼とともに、彼相手に、
愛するということを学びたい。修練したい。

まとめ

親から愛された記憶がなくても
自分や他人を愛することはできる

長い話を短くすると、
親から愛されたという記憶、感覚がなくても、
自分を愛すること、他人を愛することはできます。

なぜなら、親から愛された記憶や感覚がないというのは、
自分の問題ではないからです。

自分がダメだから、自分が悪いから、
自分が恥ずかしいから、
親から愛情や安心感を受け取れなかったのではないのです。

今、このブログを読んでくださっている方が
愛するに値する存在である
これは疑いようもない事実です。

特に私のところに来てくれた
クライアント様一人一人に対しては、
心からそう感じます。

毒親育ちが自分や他人を愛するには
毒親育ちでない人よりトレーニングが必要

ただ、自分が自分に対して、
心からそう思えるようになるためには、
かなりの習練が必要。

親から愛情や安心感をもらった感じがあるという人より、
とてもじゃないけど、そうとは思えないという人の方が、
たくさんの習練が必要。

愛される、愛するということの
経験が少ないし、あまり学んでないから。

トホホ、、、
気が遠くなる~
なんでやねん。。。
と思った方、
分かります分かります。

人生って、本当の本当に理不尽で不公平やね。

道は険しいかもしれないけど
トライする価値はある

それでも自分の人生は、
自分が責任取るしかない。
自分の人生は自分次第。

これは厳しい言葉に聞こえるけど、
希望の言葉でもあります。

道は険しく長く思えるかもしれません。
だけどトライしてみる価値は十分ある道です。

私の周りには、
本当にハードな過酷な幼少期を生き抜いて、
今はエセポジティブじゃなく自分が割と好きだし、
パートナーや友人とも良い関係を築いているという人が
ボチボチいます。
(一応、自分もそうかなと思ってます。)

それは、その人だからできたんだよ。
それは、マリアさんだからできたんだよ。

そう言いたくなったかもしれません。

だけど、愛は技術なのです。
自分を愛すること、他人を愛することは
学ぶことができるのです。

私の仕事って、ある意味、クライアント様が、
愛の技術を学ぶことを手伝う仕事です。

以上、参考になれば幸いです。

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