私はブスだから・・・
太っているから・・・
足が太い、お腹が出ているから・・・
モテない、人から好かれない。
人前に出るのが恥ずかしい。
などという自分の外見についての悩みを
容姿コンプレックスと言います。
結論から言うと、容姿コンプレックスは
顔のつくりや体型の問題ではありません。
容姿コンプレックスを克服した人間として、
かつ7年セラピストとして働いてきた私が言います。
ブスな人はいません。
自分をブスだと思っている人がいるだけです。
ブスは自分をブスだと思う心が作ります。
美人や可愛い人も自分を美しいと思う心が作ります。
上記のようなことを前提として、
容姿コンプレックスの原因と克服法について、
お伝えしていきます。
目次
容姿コンプレックスの原因
親から外見を誉められたことがない、もしくは、けなされて育った
芸能人やタレントのように、
外見がものすごく整っている人と言うのは、
この世の中、ほんの一握りです。
残りの人は、みんなごく普通。
大して、差はありません。
だけど、自分を可愛い、きれいだと思って、
お洒落や恋を楽しむ人と、
自分をブスだ、ブサイクだ、
自分の顔は気持ち悪いと思って、
恋愛はじめ、様々なことに積極的になれない人。
この差は、どこからくるのでしょう?
それは、一つには、
その人が小さい頃、
親から「可愛い、可愛い」と言われて
育ったか、どうか?によります。
私は30代半ばまで、
容姿コンプレックスが強く、
自分の顔は気持ち悪いと思っていたのですが、
私は母親から一度も、
「可愛い」と褒められたことがありませんでした。
さらに、母親は非常に劣等感が強く、
自分に自信がない人だったので、
私が自分を少しでもほめると、
それを否定して、私をけなしてくるような人でした。
例えば、
私が3歳くらいの時、
母親の三面鏡の前に座り、
自分の顔に魅入っていました・笑
そんな私を見た母親が、
私の後ろ姿に向かって、低い声で
「フン!そんなに自分が可愛いと思ってんのか!」と
言ったことは、
40代半ばになった今でも、
はっきりと覚えています。
母親のせいにするわけではありませんが、
母親の言葉や態度は、
私の容姿コンプレックスに、
かなりの影響を与えたと思います。
親が子どもに対して言う、
その子の外見を評価する言葉と態度、
例えば、
「お前はブスだ」とか、
「お前は色黒だから、嫁のもらいてがないかも。」とか、
「もう少し鼻が高かったら、、、」とか、
これは寝深く子どもの側の心に残ります。
逆に、特に顔の作りが整ってない人でも、
親から「可愛い、可愛い」と言われて育つと、
大人になっても「自分は可愛い」と思え、
恋にお洒落に積極的になれます。
親は子どもにとって
自分を映し出す鏡です。
親からの言葉は、
子どもにとって大きな影響を与えます。
絶対的とも言えます。
悲しいかな、
親も人間、決して完璧ではないので、
事実に沿ったことを言っているとは限りません。
私がブスな人はいない、
自分をブスだと思っている人がいるというのは、
ここから来ます。
小さい頃、外見のことでからかわれたり、いじめられたりした
小さい頃の体験と言うのは、
大人になってからも、
自分の人生に大きく影響します。
幼稚園や小学校の時、
外見のことでからかわれた、
いじめられたことは、
自分に対するイメージ
(セルフイメージ)に
大きく影響します。
私は、エキゾチックな顔立ちだったので、
小さい頃から、外見について、
ものすごくからかわれました。
目が大きかったため、
小学校の時ついたあだ名は「デメ金」。
クラスメイトの男子たちが、
「デメ金音頭」と言う歌を、
私のために作って、私の前で
振り付けつきで歌ったことを、
今でも覚えています。
小学校6年生の時ついたあだ名は「三重苦」
理由は目も鼻も口も大きいからだそうです。
目も鼻も口も大きいことを、
ディスられつけられたあだ名でした。
「『三重苦』お前、汚い顔してるな」と言われて、
当時は、本当に傷つきました。
中学の時ついたあだ名は「アマゾネス」
エキゾチックな顔立ちで目立ったのでしょうね。
一学年上の自分の知らない人たちが、
自分のことを陰で「アマゾネス、アマゾネス」と
言っていることを知り、
当時は本当にショックでした。
これらの体験は、私の心に大きな影を残しました。
今にして思えば、もったいないのですが、
私は30代半ばまで、
目が大きいことがコンプレックスでした。
容姿コンプレックスがある方は、
私のように小さい頃、
外見を周りの人にからかわれて、
そのことがトラウマになっている人が多いようです。
これについても、
親からの言葉、態度が外見コンプレックスの
原因になっているというのと共通しているのですが、
周りの人の言葉、態度は、
事実に沿ってないということがほとんどです。
その人が、本当にブスだから、
ブスと言ったわけではないのです。
相手の言葉、態度には、
相手の側の感じ方、
相手の側の物の見方のクセ、ゆがみが現れています。
自分の姉、妹と比べられる
自分の姉や妹と比較され、
「自分はイマイチ。。。」
「自分はブスだ」と思う方も多いです。
私の場合は、妹が二人いるのですが、
2人とも、ものすごい美人で、
小さい頃からモテまくり、
雑誌のモデルなどもしていました。
そんな妹2人を持った私は、
妹たちと自分を比較し、
いつも自分はブスだと落ち込んでいました。
今になって思えば、
確かに妹二人は美人ですが、
私には私の良さがあったのになあと思います。
小さい頃は生きている世界が狭く、
視野も狭いです。
なので、姉や妹との関係が
非常に大きく影響し、
それがすべてだ!くらいに思ってしまいます。
ですが、それは家庭と言う狭い世界での話です。
人それぞれ、個性があり、
魅力があります。
薔薇には薔薇の、
桜には桜の、
アジサイにはアジサイの美しさがあるように。
このように小さい頃、10代の頃の辛い体験が、
主に容姿コンプレックスの原因となるかと思います。
容姿コンプレックスの克服方法
勇気を出して、外見磨きのプロの手を借りる
「私がお洒落するなんて恥ずかしい」
「私が恋愛するなんてあり得ない」
そんな風に自分に思っている方も多いでしょう。
また、仕事や趣味などで忙しく、
外見を気に掛ける時間も気力もないという方もいるでしょう。
だけど、今と同じ行動をしていたら、
今と何も変わりません。
容姿コンプレックスがある方は、
外見に悩む割に、
その悩みを解消するような行動が
なかなか伴わないところがあります。
勇気を出して(&お金も出して)、
外見磨きのプロの手を借りましょう。
私が大失恋をきっかけに、
外見磨きに励みだしたのは
30代半ば。
失恋のショックで何も食べられなくなり、
1か月ほどで8㎏痩せたことと、
私を振った相手を見返したい!という
ありがちな想いをバネに、
外見磨きに本気を出しました
メイク教室に通い、
カラー診断を受け、
似合う色や形の洋服を買いそろえ、
美容院には月二回通いました。
そのほかにもネイルや美顔マッサージ、
ウォーキング教室にヨガと
手あたり次第にやりました。
毎月の美容にかける費用は5万円ほど。
我ながら、よくやったと思います。
私を振った相手を見返してやる!という動機が
「恥ずかしい」とか、
「私なんて・・・」というのを
拭い去ってくれました。
その結果、モテ期が訪れました。
ビフォー
アフター
メイクアップアーティスト、
美容師、カラーアナリスト、
ネイリストと言った
プロの人たちの手を借りることによって、
私の外見が持つ個性が輝き始めたのです。
で、何が言いたいか?と言うと、
どんな人にも、その人なりの個性があり、
その人だけの美しさがあると言うことです。
そして、それを引き出すために、
外見磨きのプロの手を借りるのは、
すごく有効です。
私のエピソードは極端かもしれませんが、
最初はできる範囲からプロの手を借りて、
外見を整えることにチャレンジしてみましょう。
美の基準は人それぞれ、国によってもまちまち、
過去に外見をけなされたことを真に受けすぎない
前の章でモテ期がきたと書きましたが、
私がモテたのは日本人ではなく、
ノンジャパニーズの男性にでしたが、、、
私のエキゾチックな外見は、
ノンジャパニーズに受けが良かったのです。
日本人男性からしたら、
目も鼻も口も大きくて、
「三重苦」と思えるような顔立ちも、
ノンジャパニーズの男性からすれば、
ちょうどよかったのでしょう・笑
何を美しいと思うか?
何を可愛いと思うか?
それは人それぞれ、
育った国によっても違います。
自分が受ける市場と言うのが、
必ず、誰にもあります。
「蓼食う虫も好き好き」と言いますが、
ぽっちゃりした女性がタイプと言う男性もいるし、
眼鏡で背が低い子が好きという男性もいるし、
年上が好きという男性もいます。
芸能人やタレントのような
顔が小さくて八頭身で、
お人形のような女性を
みんながみんな好むわけではないのです。
過去に、自分の外見をけなしてきた人は、
その人の感性、感覚でけなしています。
その人の目にとって、
そう映っただけであり、
他の人にはそうとは限らないのです。
過去の痛みにとらわれることなく、
視野を広く持ち、
自分が受ける市場を開拓しましょう。
自分で自分を見捨てない
突然ですが、人同士がコミュニケーションする時、
何が一番伝わっているか?
知っていますか?
それは「自分の意識」だそうです。
その人が、今、どういう意識状態でいるか?
それが相手に一番伝わるそうです。
つまり、自分をブスと思えば、そう伝わり、
自分を可愛い、きれいと思えば、
そう伝わるというわけです。
容姿コンプレックスを理由に、
自分で自分のことを諦めるのをやめましょう。
過去に誰かが自分の外見について、
ひどいことを言ったとしても、
それは過去のことであり、
相手の感じ方、相手の意見です。
それを理由に、
自分はブスだ、
自分はブサイクだ、
自分はデブだと
自分で自分を見捨てるのは
止めましょう。
相手に一番伝わるのは、
自分が自分をどう思っているかなのです。
自分は自分を大事な人だと思っている。
自分は自分を肯定している。
そんな気持ちが顔つきから、全身からにじみ出て、
相手に一番伝わります。
ゆっくりでいいので、
自分で自分を受け入れ肯定していきましょう。
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