こんにちは。
心理セラピストのマリアです。
2月に父を見送りました。
数年前に書いたブログで、
ものすごくアクセス数があった記事の中に、
「実家暮らし 親が死んだら、どうしよう?
親が死んだら一人ぼっち?と
不安な時の対処法」というものがありました。
実家暮らし、独身、親が死んだら、どうしよう?
親が死んだら一人ぼっち?と不安な時の対処法
このブログを書いた時は、
こんなに早く父が亡くなるなんて、
思いもよりませんでした。。。
私の父は去年2023年の7月に脳梗塞で倒れ、
翌年の2月まで、リハビリテーション病院でリハビリを続け、
介護施設に移った矢先の肺炎が死因でした。
父が旅立ってから5か月。
ふとした時に、父のことを思い出します。
私の記憶の中の父は、大体は楽しそうに笑っています。
父の笑顔を思い出すたびに、
胸がキューーーとなります。
このキューーーという感じは、
不安な時な、自分を責めた時の苦しいキューーーではなく、
何と言うのでしょう、
世界に1人しかいない、私の父という関係性の人がいて、
今まで、いろいろあったけど、
私は、その人のことが大好きだったし、今も大好きだし、
その人も、私のことが大好きだったし、
これからも、どこかで私のことを大好きだよって
見守ってくれてるんだろうなあ。。。
という想いのキューーーーという感じです。
私のこじらせ女子のブログでは、
かなりの悪者みたいに書かれている父ですが、
父を見送ったこの地点から振り返れば、
まあ私と同じ、父はごくごく普通の人間で、
父は、人間的な未熟さもあったけど、
良いところがたくさんある人だったと
しみじみ思います。
ここまで読むと、
しんみりしちゃったかもだけど、
父の死は悲しい面だけではありません。
父は、去年の7月に倒れてから、
飲み込むところの神経や筋肉が麻痺し、
食べ物を食べることはおろか、水も飲めず、
体幹が弱くなっており、
座った姿勢をほんの数分しかキープできない状態でした。
リハビリテーション病院から、介護施設に移って、
その介護施設のケアの質があまり良いものではなく、
面会に行った母に、たまに不満を漏らすこともあったそうです。
父の後遺症の程度と、父が住んでいるところが地方だったことが
あいまって、あまり質が良い介護施設に入れなかったという事情もありました。
そんな中、介護施設に入って1か月も経たないうちの旅立ちでした。
父が亡くなったという知らせを聞いて、
大きなショックを受けつつも、
父は自分で納得して、逝ったのかな・・・なんて思ったんですよね。
というのも、
父が脳梗塞で倒れて、寝たきり状態になってから、
私はずっと祈ってたんです。
何を祈っていたか?というと、、、
父の回復をではなく、
父の魂が望むようになりますようにということです。
これは、私が龍を派遣していただいた霊能者の
先生から教わったことです。
霊能者の先生のオンラインサロンで、
父のことを相談した時、
家族としては、
父に一日でも長く生きて欲しい、
父に回復して欲しいと思うだろうけど、
本来の祈りとは、
その人が、その人の魂の願い通り生きれるよう祈ること、
マリアさんもできる限り、
お父様が、自身の魂の望み通り生きれるようにと祈ってください。
とアドバイスいただきました。
父が、父の魂の願い通り生きれるよう祈る。
その言葉が、私の心にすとーんと響いて、
それからは、毎日、そのことを考えるたびに、
父が、父の魂の願い通り生きることができますようにと
祈っていました。
私の祈り自体に、どれだけ力があったか?
私には分かりません。
だけど、祈ること自体が、私を支えてくれました。
父を見送った時も、
父の気持ちや状況を想像して慮ることを
この祈りが支えてくれました。
父は、亡くなる数日前、
面会に来た母や妹に、
何回も「ありがとう」と言い、
「わしの人生は、本当に良い人生だった。」と言ったそうです。
私、それを聞いて、
父は自分の死期を、自分で決めて、
納得して、逝ったのかもしれないなあと思ったんです。
父のお葬式では、家族が大集合しました。
私は4人兄弟なんです。
私が第一子・長女で、妹二人、弟一人。
妹には、子どもが二人ずついます。
妹の子ども、私から見たら姪っ子20歳が、
お葬式でも伸び伸びと明るくって驚き、救われました。
亡くなった父が眠っている広い和室に入ってくるや、
「じいちゃん!」と明るく大きな声で、父の遺体に近づき、
まるで、父が生きてるかのうように話しかけるんです。
姪っ子20歳の横に居た、彼女の母親(私の妹)が、
姪っ子の髪の毛を見て、
「アンタ、このヘアゴム可愛いね。
UFOキャッチャーで取ったん?」と聞くと、
「じいちゃんのところ来る前、UFOキャッチャーして、
二つ取ってきた。」とニヤッという姪っ子20歳。
母親(私の妹)が、
「それで、葬儀場に来るんが遅かったんで。」と
半分呆れ、半分笑い、
「じいちゃんが死んだ日にUFOキャッチャー行った人が
ここに居ますよ~」と、姪っ子20歳をからかいだす始末。
なんという明るさ、なんという伸びやかさ、なんという軽さ。
姪っ子20歳は、もちろんじいちゃんが死んだことは分かっているし、
悲しい気持ちもあるんでしょうけれども、
とにかく伸び伸びと明るい。
父と母の顔色を伺い、二人の前では萎縮して、
良い子を演じていた私とは天と地も違う伸びやかさ、明るさ。
この姪っ子20歳の伸びやかな明るさに救われ、
ああ、私の家族は、私が生まれ育った頃の
鬱屈としたドロドロした関係性から抜け出て、
こんなに風通しがいい家族になったのか!!!と
感慨深かったです。
今日一番伝えたいことの一つが、このことです。
家族の関係性が変わった。
あんなに、ドロドロして面倒くさかった
家族の関係性が変わったという驚きと安堵。
そして、その先にある希望。
10代、20代の頃、私は、
周りに、人は確かにいるのに、
自分は誰ともつながっている感じがしなくて、
荒野に一人ぼっちのような感じがしていました。
孤独感と孤立感が、
まるで皮膚の一部のように
心にはりついていて、
一生、この一人ぼっちで、
自分だけ人の輪の中に入っていけない感じは、
なくならないだろう。。。と
思っていました。
その私に、こういう日が来るよ!って、
今の私が伝えたいです。
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