ダンナに無視される

夫に無視され困っています・夫が妻を無視する心理と対処法

人に無視されるって
辛いですよね。。。

ましてや、一緒に暮らしている夫なら、
なおさらでしょう。

無視するというのは、
その人の存在を否定しようとする、
その人の存在を自分の世界から消そうとする、
そんな行為と言えますから、
積極的に、相手が何かをしてくる、
暴力、暴言、ねちねち嫌味を言うなども、
すごく辛いと思いますが、
無視も、本当に辛い。

もしかしたら、暴力、暴言より、
もっとダメージが大きいかも。
※実際は、比べられるものではないですが、、、

今日は、夫が妻を無視する時の心理、
夫に無視された時の対処法などを伝えていきます。

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夫が妻を無視する理由

私が何か悪いことをしたかしら。。。
何がそんなに気に入らないの?
何をそんなに怒っているの?
話してくれなきゃ、分からないじゃない。。。

夫に無視された時、
誰しもが、こんな風に思い、
困惑するのではないでしょうか?

夫が妻を無視する理由には、
どんなものがあるのでしょう?

考えられるものを、いくつか挙げてみましょう。

心理的な壁を作って、自分の領域を守りたい

例えば、
妻がすごく依存的で、
自分にいろいろ要求してくる、期待してくる。

それがすごく負担だし、イライラする。
脅かされる感じすらある。

だけど、そういう妻へのマイナス感情を
どうやって表現したらよいか分からない。

そんな時、無視することで、
妻との間に心理的な壁を作って、
自分のことを守ろうとすることがあります。

妻を無視するというより、
妻を避けている感じです。

ちなみに、男の人って、女の人より、
自分の気持ちを言葉にすることが、
100万倍は苦手です。

「今、どんな気持ちなの?」と聞かれることが、
すごく苦痛で、恐怖ですらあります。

ある男性に言わせると、
男性にとって、どんな気持ちなのか?と聞かれることは、
女性にとって、体重何キロ?と聞かれるようなものだそう。

それくらい聞かれたくないというか、
聞かれても困るものらしいです。

上記のような背景から、
心理的な壁を作って、
自分を相手から守ろうとしていると
自覚している男性は少なく、
自分の意識上では、
単に話すのが、返事をするのがメンドクサイ、、、
それくらいの感覚かもしれません。

この感じの無視が長く続いた場合、
その夫は、人との親密な関係を
極端に避ける傾向のある人と言えます。

このような傾向のある人は、
幼い頃、母親との間で、
安心安全な情緒的なつながりを持つことが
できなかった人が多いです。

母親との関係性で、十分な安心感・安全感を持つことができないと、
自尊心が低くなったり、
人を信頼できなくなったりなどします。

その結果、母親以外の他者とも、
情緒的なつながりを作ることが
難しくなっています。

この手の傾向を持つ人には、
4つのタイプがありますが、
その中の1つ・
親密な関係を極端に避けるタイプは、
幼い頃の母親との関係が影響して、
配偶者に限ったことではなく、他者全般に対して、
「他人というのは、自分が助けを必要とする時、助けてくれないものだ。
他人は当てにならない。」というイメージ・思い込みを持っています。

このイメージがあることから、
独立していたいという志向が強く、
自分の領域を侵されることに、非常に敏感です。

自分は侵入されたと思うと、
その不快感を表現するため、
相手のこと、相手との関係性の大事さを否定し、
相手を無視することがあります。

要は、小さい頃、
お母さんとの関係で感じた痛み・トラウマから、
人と近づくこと、親しくなることを
このタイプの夫は極端に恐れているのです。

相手の優位に立ちたい、
もしくは相手をコントロールしたい

これはモラハラ系の無視かなと思います。

積極的に妻の言葉、妻の存在を無視して、
無視することによって、
相手がダメージを受けると知っているケースです。

知っているからこそ、
相手にバツを与えるため、
妻を無視しています。

心の中では、
「俺を無視させるお前が悪い」
「俺の言うとおりにしないから、お前を無視する」
「俺をここまで怒らせるお前は話す価値もない」
「どうして無視されるのか?よく考えてみろ。」
くらいに思っている可能性が高いです。

モラハラについては、下記の記事に詳しく書いています。
◇モラハラ彼氏とただの俺様彼氏の見分け方・
彼氏が怖い、もしかしてこれはモラハラ?
それとも、ただ俺様なだけ?と悩んだ時

無視するというより、黙ることによって自分の気持ちを抑えている

これは妻に対して、激しい感情
(例えば、怒りだったり、嫉妬だったり)を感じて、
今、自分が何か妻に言ったら、
感情的になってしまう、、、
この感情を相手にぶつけてしまう、、、
そんな風に思って、
自分の気持ちを抑えるため、黙り込む。

それが、相手の目には無視しているように映る。

そんなケースです。

本人としては、
「妻を傷つけたくない」
「妻との関係を悪くしたくない」から、
今はあえて何も言わない。
時期を見て、話せたら話そう。

そんな感じで思っているのかもしれません。

人と会話するのが面倒くさい、億劫で仕方ない

もともと内向的で、他人に興味があまりないタイプ。
小さい頃から、ものすごく無口だったという人もいます。

職場では仕方なく最低限度の会話はするけど、
それ以外の時は、
相手が妻であろうと、
自分の内側から出たくないと思っているタイプです。

このタイプは積極的に妻を無視しているのではなく、
妻以外の人にも似たような感じで、
人と話すことが苦手、
もしくは他人に興味がないんですよね。

コミュ障という奴になるのかも。

妻との関係以外のことで、ひどく落ち込み、他人と話すことができない

男の人って、基本的に、
すごく傷ついた時、一人になりたい。
誰とも話したくない。

できる限り、自分のことを放っておいて欲しい。

そんな生き物らしいです。

辛かった気持ちを聴いてもらって、
そのことでマイナス感情がやわらぎ、
元気になる女の人とは真逆と言えるかも。

そういう場合、無視しているつもりはなくても、
妻にしてみれば、無視されているように感じることがあります。

いろいろ挙げましたが、
現実的には、これらの理由のうち、
いくつかが絡み合っているのが通常かと思います。

また、ここに挙げた理由以外も、
もちろんあるかと思います。

これを書くと身もフタもないのですが、
実のところ、ここに挙げた理由は、
すべて推測であり、
「どうして無視するのか?」は、
当の本人、夫にしか分からないのかもしれません。

もしくは、「どうして無視するのか?」と聞かれても、
答えることができない、説明することができない、
そんな夫も多いでしょう。

妻を無視している時の夫は
自分自身の感情と上手くつながれていない

ただ一つ言えるのは、
妻を無視している時の夫は、
自分で自分の感情としっかりつながれていない、
自分の感情の世話ができていない状態にあると言うことです。

私のところにいらっしゃるクライアント様たちは、
ご自分の強い感情に振りまわされたり、圧倒されたりして、
それで生きづらくなっている方がほとんどです。

例えば、すごく不安でたまらないとか、
すごく怖くてたまらないとか、
怒りが強く自分の怒りがコントロールできないとか、、、

セッションのゴールとして、
私がイメージしていることの一つには、
クライアント様が自分の感情の世話ができることがあります。

もう少し詳しく言うと、
自分の感情をしっかり自覚し、一緒に居ることができる、
そして、それを受け止め、抱えることができる。

これができれば、その方は確実に生きることがラクになります。

逆に、これができないと、
自分の感情に対して、
一時しのぎの場当たり的な対応をしてしまいます。

例えば、分かりやすい例だと、
感情を紛らわすためにムチャ食いしたり、
買い物をたくさんしたり、深酒したり、
身体を壊すほど仕事をしたり、
物や人に八つ当たりしたりなど、、、

このような自分の感情に場当たり的な対応をすることを、
心理学では防衛と言います。

ここまで読んで、私が何を言いたいか?お分かりでしょう。

そう、妻を無視する時の夫も、
心理的防衛反応の中にいます。

夫は自分自身の感情としっかりつながり、
それを世話するということができず、
妻を無視するという行為をしているのです。

人間誰しも不完全だから、
私の知る限り、防衛をしない人はいません。
私も含めてね。。。

かつ夫が無視という防衛反応に入っているからと言って、
夫を責めても、夫の防衛はますます硬く強くなります。

また男性には
「泣くな、いつも冷静であれ、それが男というものだ!」という
文化的なプレッシャーがかかるため、
自分の感情を扱うのが
女性よりも苦手になってしまうというハンディもあります。
※前の章でも書きましたが、
感情を表現することについては言語障害者です。

それらを踏まえた上で、
次の章では対処法を伝えていきます。

夫に無視された時の対処法

自分の感情の世話をする

夫に無視されたら、
それが何日も何か月も続いたら、
すごく心にダメージを受けることかと思います。

これが他人なら、距離を置くことで、
自分を保てるでしょう。

だけど、相手は夫です。

夫の収入が生活の支えという方も多いでしょう。
そのような場合、夫との関係維持は、
ライフラインとも言えますよね。

その夫に無視されるのは、
人生における大きな大きな気がかり、困りごとでしょう。

自分の側も、自分の感情の世話をしたくなくなる、、、

夫を無視し返したくなる、、、

その気持ち、すごく分かります。

私自身は結婚したことがないのですが、
母は怒ると、子どもの私を何日も無視する人でした。
無視された時、すごく戸惑ってすごくつらくて、
すごく腹が立って、すごく悲しくて、
当時の私には、自分の側も母を無視することでしか、
自分を守るすべを思いつきませんでした。

大人になった今なら、
母は自分の感情の世話ができなくて私を無視しただけと分かるし、
自分の感情とつながって、ケアをして、
もう少し別の対応が取れるかなと思います。

私がここで提案したいのは、
夫のためではなく、
自分のために、大人になって、
自分の感情の世話を試みるということです。

夫に負けたような気になる人もいるかもしれません。

が、長い目、広い視野で見れば、負けでもなんでもありません。
自分の幸せのために生きるという視点に立って考えれば、
自分の感情の世話をするというのは勝ちです。

少しずつでいいので、
自分の感情を感じる時間を
持ってもらえたらなと思います。

感じていることをありのままに
ノートに書きだすのもいいですね。

信頼できる友達に話を聴いてもらったり、
カウンセリングを受けるのもいいでしょう。

こんな話をして友達の負担になったら、どうしよう・・・
と思う方は、
今、ダンナと上手くいってなくて、
つらいんだ、しんどいんだなどと、
ごくごく短いメールを送ってみるだけでもいいかと思います。

正しさを手放す

夫に無視された時、
「無視するなんて、ひどい!」
「無視するなんて、ガキだ!」
「無視するなんて、間違っている。」と
彼を批判し、責めたくなる方も多いでしょう。

それを通り越して、
感覚麻痺してしまった方もいるかもしれません。

「夫は妻を無視すべきではない」
確かにこれは、ほとんどの人からすれば、
正しいことと言えるかと思います。

だけど、この正しさにしがみついていると、
自分の気持ちも、相手の気持ちも
見えなくなってしまいます。

ちょっと悔しいかもしれませんが、
一度、正しさを手放して、
「これが、今の夫なんだよなあ。」と
受け止めてみるのは、どうでしょう?

例えるなら、
地震や台風などの自然災害を受け入れる感じです。

「地震に遭うなんて、ひどい!」
「地震なんか起こるべきじゃない!」と
怒り嘆く気持ちはあって当然ですが、
その気持ちにしがみつくと、
自分がしんどくなります。

自分の生活を立て直すための動きも
鈍くなるでしょう。

良い悪いを手放して、まずは起こったことを受け入れる。

そうすると、動けるようになるかと思います。

夫は大自然ではなく人間だ!と
言いたくなるかもしれませんが、
人間でも同じです。

自分以外の人は変えることができません。

お天気のように。

自分のために、正しさを手放し、
夫の無視行為を受け止めてみましょう。

受け止めることと、
受け入れること、すなわち、
夫の無視行為にOKを出すことは違います。

受け止めても、事態は悪化しません。

受け止めると受け入れるの違いは、
下記の記事に詳しく書いています。
◇人からの頼みを断るのが怖かったり、罪悪感があったりして、
なかなか断れず、人付き合いが憂うつです。

自分を観察する

無視されて、夫にいろいろ言いたくなるでしょうが、
ある程度、気持ちが落ち着いたら、
「で、私はどうしたい?」と
心の目を自分に向けて、自分に聞いてみる。

それが大事かなと思います。

夫に無視されて、自分はどんな感じがしているか?
言葉にしてみるのが良いかなと思います。

言葉にしたら、それを思考と感情に分けてみましょう。

すると、それだけで、
自分を観察する力が高ます。

心が苦しい時って、
自分の思考の中に沈み込み、
同じことばかりを考えています。

自分を観察することで、
その轍の中から抜け出すヒントが得られます。

自分を観察することについては、
下記の記事に詳しく書いています。
◇感じ切れば嫌な感情を手放せると言われたのでやってみましたが、
上手く行かず余計辛くなりました。

夫に巻き込まれず自分をご機嫌にする

いくら無視してくると言っても、
一緒に暮らしているということは、
結婚生活を続けていく気持ちが
夫にはあるのかと思います。

なら、あまり気にせず、
淡々といつもの自分のペースで過ごし、
自分をご機嫌にすることだけを考える。

これも一つの手かなと思います。

自分をご機嫌にするためには、
まず、身体を整えることです。

一番大事なのは、
睡眠をたっぷりとることです。

睡眠ってストレスホルモンを減らします。

精神的なダメージを受けた時は、
ストレスホルモンが増えますから、
たっぷり眠ってストレスホルモンを減らしましょう。

あと、運動もいいですね。
運動することもストレスホルモンを減らします。

心は身体で、身体は心です。
身体が整えば心も整います。

その上で、今、自分にできる
優しいこと、嬉しいことをしていきましょう。

無視したつもりはなく、単に気付いてないだけの場合もある

話しかけて無視されたが、
少し時間が経ち、場面が変わると、
普通に話しかけてくる。

これは、あなたが話しかけたことに、
相手が気が付いてないのかもしれません。

一つの物事に、すごく集中する性質の人だと、
物事に夢中になっている時、
近い距離からでも話しかけられても
気付かないことがあります。

私自身、すごく物事に集中するタイプなのですが、
本を読むことや文章を書くことに夢中になっていると、
近距離で、かつ、真正面から話しかけられても
気付かないことがありました。

こんな近くから話しかけているのに、
気付かないなんて!と
相手には驚かれましたが、
当の本人としては、
本当に気付かないんです。

また、自分の正面に居る人、
自分の視界に入っている人から話しかけられた時は、
すぐに反応できるけど、
後ろに居る人、真横に居る人など、
自分の視界に入ってない人から話しかけられたら、
気が付かず反応できないという人もいます。

それから、
補聴器をつけるほどではないけど、
聴力が少し低く、
小さな声で話しかけられる、
音楽が鳴っているところ、
騒音がしているところで話しかけられるなどの状況だと、
話しかけてきた人の声を聴き取ることができず、
反応できない人もいます。

一度は無視されたけど、
その後、普通に話しかけてくるという場合

◇相手の名前を呼んでから話しかける
◇相手の視界に入った状態で話しかける
◇周りが静かなところで、
なるべくはっきりくっきりした口調で話しかける
◇相手が何かに夢中になっている時は話しかけない

などの方法を試してみましょう。

ダンナさん自身、
「自分は聴力が低い」
「自分は集中すると話しかけられても気付かない」
などと自覚している場合もありますから、
2人で話し合えるなら話し合って、
話しかける時の2人のルールのようなものを
作ってみるのも良いかと思います。

自分にとって、
何の努力もなく当たり前にできることが、
相手にとってはできなかったりするんですよね。

互いに自分のできないことを認め合うことで、
関係性がほぐれていくことがあります。

以上、ご参考になれば幸いです。

夫という他人と上手く付き合うためには、
まず自分自身と良い関係になるのが先決です。

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