自分だけが損をしている

自分だけ損している、自分ばかり我慢していると、イライラした時の処方箋・人間は不公平が大嫌い

職場や友達との関係で、
自分ばかりが我慢して、
いつも自分だけが
損している気がします。

今日はこのように自分だけ損していると思い、
イライラした時の処方箋を伝えていきます。

この記事は音声でも聴けます。
よろしければ音声を聴きながら記事をお読みください。(2部構成)

 

ほとんどの人が感じる
『自分だけが損してる』感

『自分だけが損してる』と感じる
シチュエーションって、
いろいろありますよね。

例えば、
職場で明らかに、
先輩より自分の方が
たくさん業務を行っているのに、
先輩の方がお給料がいいとか、

例えば、
夫婦間での家事分担。
自分もダンナもフルタイムで働いているし、
お給料も同じくらいなのに、
自分の方が家事をたくさんしているとか、

例えば、
友達関係。
いつも遅刻する友達がいて、
自分はその子を待ってばかりとか、

例えば、
人生全般。
家が貧しくて、
大学に行きたかったけど
行けなかった。
留学したかったけど、
家の経済事情でできなかった。
お金持ちの家の人より、
自分は損してると感じるとか、

ほとんどの人が、
自分だけが損してると
感じたことがあるのでは?

すべての人間は不公平が大嫌い

そもそも、人間誰しも、
不公平なことが大嫌いです。

最後通牒ゲームという心理実験があって、
この人間の不公平への強い嫌悪を
よく証明しています。

最後通牒ゲームは、
どんなゲームか?と言うと、
二人の人でお金を分け合うゲームです。

具体的に説明すると、、、

AさんとBさんの前に、
Cさんからもらった1万円があります。

Aさんは、これをBさんと、
どうやって分けるかの決定権があります。

Bさんには、その分配額が不満なら、
拒否できる権利があります。

Bさんが拒否したら、
AさんもBさんもお金はもらえません。

この実験、どんな結果が出たと思いますか?

理性で考えるなら、
Bさんは、例え自分の取り分が1円でも、
お金をもらった方が得です。

だけど、実際、Bさん側に立った人は、
自分の取り分が3割以下だと
受け取りを拒否することが多くなるそうです。

また、決定権が与えられたAさん側は、
そんなに自分の取り分を増やすことはなく、
半分ずつ分けることを提案することが多いそうです。

お金をもらうより、
「なんだ、この分け方、不公平だ~」という嫌悪感の方が勝って、
こんなに不公平なら、お金はもらわなくてもいい!と
思うのでしょうね。

私が、もし分配権はないけど、
拒否権はあるBさん側なら、
分配権のあるAさんが7000円取って、
自分の取り分が3000円と言われたら、
かなり嫌な気分になるでしょうね。

何、この人、自分ばっかり得して!と
腹が立つでしょう。

想像しただけで、ムカついてきます(笑)

だけど、もしAさんが5500円で、
自分に4500円分配されたとしたら、
まあ、500円差ならしゃーないか・・・と思って、
その分配率を受け入れると思います。

Aさん6000円で、自分が4000円の分配率だと、
受け入れるか、どうかは、微妙だな。

その時の気分や懐具合によりますね。
だけど、拒否する可能性が大です(笑)

自分がAさん側なら、確実にお金が欲しいし、
Bさんの恨みを買ったり、嫌な顔をされたりという
面倒くさいことが嫌なので、
自分の懐のためと精神衛生上のため5000円ずつ分けます(断言)
面倒くさがり屋なんです、私(笑)

このブログを読んでくれているみなさんは、
いかがでしょう?

自分が分配権のあるAさんなら、
自分が拒否権のあるBさんなら、
どうするかな・・・と想像してみるのは、
自分のことを知る良い題材になりますので、
もしよかったらやってみてください。

 

『損してる』とイライラする背景には
私より得している人を罰したいという気持ちがある

さっきの問いかけで、
自分が分配権のある側なら、、、
自分が拒否権のある側なら、、、
ああする、こうすると
頭の中で盛り上がっていたでしょうか?

分配権のある側が、半分以上のお金を取ったのを想像した時、
私のようにムカッとしたり、イラっとした方も多いのでは?

それだけ、人間は不公平が大嫌いな生き物。
まあ、ぶっちゃけて言えば、
自分が損するのが嫌い。

不公平なこと、自分が損することに、
良くも悪くも、誰しも敏感で、
かつそのことに不満を持つように
できているのです。

これは、人間の持つ本能と言っても
過言ではありません。

人間は、他者とのつながりの中でしか
生きることのできない生き物です。

誰もが、生まれた時は、
誰かに世話をしてもらわないと生きていけない
そんな存在です。

だからこそ、不公平に敏感にならざるを
得ないのかなと思うんです。

例えば、お母さんが、
妹や弟ばかり可愛がってたら、
自分の生存を脅かされるくらいの
ダメージを受けますよね。

逆に、自分ばかり可愛がられたら、
周りに対して、なんか申し訳ないような気持ちになり、
居心地悪く感じたりして。。。

このように不公平感と言うのは、
人間にとって生きていく上でのマストである
他者とのつながりと言うものを
脅かす、揺らがすものなのです。

なので、人間が不公平が大嫌いなのは、
当然かと思います。

さらに突っ込んで言うと、
この不公平感への嫌悪、怒りというのは、
他人が得することが嫌、ムカつく、
自分より得した人を罰したい、排除したいなど
という気持ちに変わるようです。

なんで、私だけが損してるわけ?
なんで、私だけが我慢しなきゃいけないの?

そんなイライラ感の先には、
損してない、我慢してない誰かがいて、
その人に対してムカついてたり、
その人を責め立て罰してやりたい、
アンタがどんなに都合がいいか?得しているか?
思い知らせてやりたい!

そんな気持ちはないでしょうか?

正直、私にはありました。

ここでは書けないような、
ドス黒い気持ちが、、、(笑)

 

このドス黒い気持ちの破壊力と言ったら、
すさまじいものがありました。

相手との人間関係そのものを
壊す勢いでした。

実際、壊れた人間関係も
多数ありました・・・

先にも書いたように、
この不公平へのイライラや怒りというのは、
他者とのつながりを破壊するほどのパワーがあるんですよね。

『自分だけが損してる』感の解消法

この人の心を真っ黒くする
『自分だけ損してる感』
『なんか不公平な感じ』は
どうやったら解消できるのでしょう?

内面からのアプローチ方法、
行動面からのアプローチ方法に分けて、
不公平感へのイライラや怒りの解消法を伝えていきます。

みんなで得できるような作戦を立てる

人間、自分が得しているシチュエーションでは、
相手の状況や気持ちに鈍感になります。

例えば、
私もよく利用する100円ショップ。

普通のお店で買えば、
何倍もの値段がする商品が、
なぜ100円で買えるか?と言うと、
そこには生産者の取り分が
少ないという理由があります。

だけど、普段、私はそのことについて、
ほとんど考えることがありません。

悲しいかな、
これも人間の性質の一つです。

だから、作戦を立てましょう。

どうやったら、
自分も相手も、
そんなに不公平と感じないよう、
仕事や家事、時間、お金などを分担、分配できるか?

相手をよく見て、状況をよく見て、
作戦を立て、交渉しましょう。

昔は、男は度胸、女は愛嬌と言われましたが、
今は、女は度胸と技かなと思います。

ポイントは、
相手と自分の共通の目標を
設定することです。

例えば、
夫婦間の家事分担なら、
互いにとって、
家庭が心地よい場であること、
長期的に一緒に、楽しく豊かに暮らしていくこと、
このあたりが目標となるのでは?

二人が、この目標を達成するため、
協力し合う、主体的に動く。

例えば、
互いにお金を出し合って
プロの業者さんに掃除を頼むとか。

これによって、
『自分だけが損してる』感というのは減るのでは?と思います。

つまり、家事をするのは、
相手のためではなく、自分のため、
自分が心地よく生活するためという
意識を持ち、作戦を立てるのです。

職場なら、会社の利益を上げるという
共通の目標が設定できるかと思います。

会社の利益が上がれば、
自分のお給料も上がるでしょうから、
(まあ、そうでない会社もありますが、、、)
自分のために仕事をする。

その意識を、みんなが持つこと、
これが大事かなと思います。

相手だけが得していると思うから、
人間、腹が立つわけです。

相手と協力して、
みんなで勝ちに行く、
みんなで得をしに行く。

そう思えたら、
『損してる』感は減るかと思います。

自分の『損してる』感を
表現してみる

とは言え、
共通の目標を設定するのが良いと言われても、
現実問題、そうもいかないこともあるでしょう。

相手が聞く耳を持たない時も
あるかと思います。

また、会社組織が相手だと、
相手が大きすぎて、
それどころではないという場合もありますよね。

そんな時は、自分の『損してる』感を
何らかの形で表現してみましょう。

ここでのポイントは、
なるべく相手を責めないやり方で表現することです。

夫婦間の家事分担なら、
2,3日、自分も掃除しないとか、

プチ家出するとか、

表現されない『損してる』感は
どんどん溜まっていき、
溜めすぎると腐っていきます。

ある日、突然、爆発!と言うこともあります。

なので、小出しにする形で表現する。

表現したら、相手の反応、出方を観察する。

それを見ながら、また作戦を立てていく。

1回のやり取りで、
なんとかしよう、
すべて納得のいく形に収めようと
しない方が良いです。

それは焦りをうみ、
焦ると人間、力みます。

力むと上手くいきませんから。

私だけ損してる!というイライラや怒りの下にある
もう一つの気持ちに触れてみる

私自身を振り返ってみると、
自分が損しているように感じる相手や状況に
対するイライラの下には、
相手が自分のことを考えてくれない、
相手が自分のことを大事にしてくれてない、
悲しみや寂しさがありました。

私が、私ばかり損してる!とイライラし、
不満感と怒りに駆られていた時、
一番欲しかったのは、
私という人間を大事にしてもらうこと、
私という人間を尊重してもらうことでした。

裏を返せば、
自分が尊重されないことに、
一番傷つき、怒り、イライラしていました。

今思えば、自分で自分を大事にできていなかった、
自己評価の低さから、他人に尽くしがちだった、、、
そんなことも「私だけ損しているイライラと怒り」の
原因となっていたかと思います。

正直に言いますが、私にとってみれば、
「私ばっかり我慢して!」
「私ばっかり損してる!」
「なんでいつも私だけ貧乏くじ引くんだろう!」
というイライラと怒りは

相手に「もっと私のことを大事にしてよ!」と
怒っているのと同じ意味でした。

そして、ややこしいことに、
私は自分のこの気持ちを
なかなか言語化できず、
それが故に、なかなか表現できず、
「自分だけ損している!」とイライラ怒り続ける以外に、
なす術を持ちませんでした。

いやはや、我ながら
どうしようもなく、
こじれてましたね(笑)

このブログを読んでくださっているみなさんは、
いかがでしょう?

相手に自分の気持ちをしっかり伝えることができてますか?

相手との関係性が、近いものであればあるほど、
改めて気持ちを伝えるのって、難しかったりして。。。

「自分ばかり我慢してる」
「自分ばかり損してる」
「もうこんなの嫌だ!」と思い、
相手に自分の気持ちを伝えたい、
自分のニーズを伝えたいと思った時、
まず最初に自分で自分の気持ちを理解することが大事です。

今の状況に関して、今の関係性に対して、
自分がどう感じているか?
それをしっかり分かってあげる。

それが大事かなと思います。

怒りは心理学では
二次的な感情と言われています。

これはどういうことか?というと、

例えば、友達にお金を貸したら、
ぶっちされて、音信不通になった人がいます。

友達が自分を裏切ったことに、
もう腹が立って腹が立ってたまらない。
何年経った今でも思い出したら腹が立つ。

だけど、その怒りの中身をよくよく感じていったら、
怒りの下には、裏切られた惨めさや悲しみ、
今までの信頼関係や良い思い出を失った喪失感などがあった。

それらの感情を感じるのが痛くて痛くてたまらないから、
自分を守るため怒り続けていた。

これが怒りは二次感情という奴です。

怒りやイライラが大きければ大きいほど、
その下に深い傷つきがあるかなと思います。

少しずつでいいので、
イライラや怒りの下にある気持ちを
言葉にしていきましょう。

自分が受け取り拒否していないか?
チェックしてみることも大事

これは少し厳しい意見かもしれませんが、
相手が自分にしてくれていることに気付かず、
自分だけが与えている感、
自分だけが損している感に囚われている。

そんな方も、たまにいます。

いわゆる「受け取りベタ」さんです。

【関連記事】
素直になれない受け取り下手をなおすには?

「受け取りベタ」さんは、
自分が欲しいもの、欲しいことを、
自分の望む形で与えて欲しいと
思っている方が多いです。

例えるなら、
私はお寿司が食べたいの、
ハンバーグじゃ嫌!

お寿司じゃないなら、
受け取らない。

お寿司じゃないなら、
与えてくれたことにならない。

こんな風に主張している感じです。

これって、もったいないかなと、
私は思います。

人間誰しも、相手が望んでいることと
100%ピッタリなことを与えるのは、
至難の業、ほぼ無理ですから。

ある意味、
自分の望むものと、相手がくれるものが、
多かれ少なかれズレて違って当然なのです。

だからこそ、このズレを埋めるために
相手とやり取りするわけです。

「受け取りベタ」さんは、
このやり取りを前にして、
固まってしまってます。

そんなの私が欲しいものじゃないもん、
私が欲しいものと違うもん!と拗ねたり、
私が100%望むものじゃないなら要らない!と
そっぽを向いたりしています。

自分の中にいる
欲求不満のインナーチャイルドに
乗っ取られている状態なんですね。

この状態だと、
大人同士の会話、やり取りができず、
交渉が成立しません。

なので、ここは一つ、
自分のチャイルドの世話は
自分がする。

相手に察してもらうこと、
相手にチャイルドの世話をしてもらうことは
求めない、期待しないということが大事です。

お母さんと赤ちゃんの関係ではないのです。
大人同士の関係なのです。

自分の望むもの、望むことを明確にし、
相手に伝えてみる。

相手が、それを100%受け入れることをしなくても
拗ねない、ふてくされない。

例え、30%でも受け取ってみる。

それが大事かなと思います。

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