今日は人間関係が疲れるという悩みについて書いてみます。
人と関わりたい、人と良い人間関係を作って、
人生を充実させたいと思う一方、
いざ、人と関わると気を遣いすぎたり、
サービスしすぎたり、
悪い方に深読みしすぎたりして、
精神にすごく疲れる。
二つの気持ちを行ったり来たりになり、
自分でも、どうしていいか?分からなくなる。
そんな途惑いを抱えた方は、
すごくすごく多いですね。
この途惑いへの解決策として、
セルフイメージを上げていくことと
別のブログ記事には書きましたので、
今日は別のアプローチ方法について
書いてみます。
それは「心の基盤」「心のベース」を強めること。
心にも層があるという話は
このブログに何回か書きましたが、
心にも基盤があるというのは
初めて書くかもしれません。
心って、目に見えないけど、
ある程度構造化することができます。
そして、その心という構造物を支える
地面のようなものがあります。
これを「心の基盤」とか
「心のベース」と呼んでいます。
そうですね、私の感覚だと、
自我、もしくは観察する自分と言えるかな。。。
この「心の基盤」が弱いと、
ちょっとしたストレスで、
すごく心が揺れ動いてしまいます。
例えば、
電車の中で見知らぬ人と目が合ったら、
その眼差しがなんだか突き刺さるように感じて、
その相手から嫌われたような、攻撃されたような気がして、
ものすごく動揺してしまい、
外出することがストレスになってしまう。
人にあいさつした時、
その人の表情が少し硬かった、
笑顔で返してくれなかったことで、
もしかしたら自分は嫌われたのでないか?と不安になり、
何か悪いことをしただろうか?と考え続けてしまう。
など、、、
「心の基盤」が弱いと、
人との関わりでのストレスは多く強くなります。
他人と関わることで、
誰しもが、良くも悪くも刺激を受けますから。
その刺激に大きく反応してしまうんですね。
これは疲れますよね。
昔の私もそうでしたから、
このしんどさ、この疲労感、
よく分かります。
心が、毛皮を剥かれて、皮膚が剥き出しになった
因幡の白うさぎ状態なんですよね。
その状態で、人と関わると、
他人のちょっとした言葉や眼差し、表情に
すごく傷つきやすくなってしまって、
当時は、本当にしんどかったです。
この「心の基盤」を強める方法には、
いくつかあると言われています。
私自身はカウンセラーとの情緒的な交流を通して、
10年以上かけて「心の基盤」を強めてきました。
早い話が、カウンセリングを受けることによって、
カウンセラーから心の栄養、要はおっぱいをもらい、
自分の中の未発達だったチャイルドを育て直し、
そのことによって「心の基盤」を強めました。
他にも、様々なアプローチ方法がありますが、
やはり私がしたような情緒的な交流、
他者から心の栄養をもらい、
徐々に徐々に「心の基盤」を強めていくアプローチがほとんどで、
長い時間がかかる方法が多いと思います。
ただ私が個人セッションで提供している
意識と身体を使ったボディワークを行うと
かなりの短時間で「心の基盤」が
強まることを実感しています。
これは自分の経験からもですし、
クライアント様にやってみてもらった結果からもです。
ここまで読むと、
そのボディワークって、
どんなたいそうなものだろう?と思うかもしれません。
が、実際はごくごく簡単なエクササイズです。
意識の使い方に、かなりのコツがありますが、、、
最初「えっ、こんなことで?」と
拍子抜けするくらい簡単です。
だからこそ、続けることが難しかったりします。
簡単すぎて半信半疑になるんですよね。
長年のメンタルのしんどさが、
こんなことでラクになるはずなんかない!って、
無意識で思うのかもしれません。
ですが、2、3週間続けると、
常にあった心の不安定さ、ぐらぐら感が減り、
心に軸ができてくる感じがする方が多いですね。
私自身、これをやるようになって、
周りから、さらに安定してきたね!と言われました。
人と関わる上での疲れを感じやすいという方は、
「心の基盤」を強めるという観点からも
考えてみるといいかもしれません。
ちなみに個人セッションでは、
過去を掘り下げるアプローチ方法と
「心の基盤」を強めるアプローチ方法、
両方をその方の状態に合わせて提供しています。
「心の基盤」が弱い状態で、
過去のトラウマに向き合うということは、
言ってみれば、かなりの無茶ぶり、
自滅行為に近いですから。
過去の掘り下げより、
「心の基盤」を強めることが大事な時は、
多々ありますね。
以上、参考になれば幸いです。