こんにちは。
セラピストのマリアです。
いかがお過ごしですか?
一か月ぶりのブログ更新に
なってしまいました。
今日は、つれづれに書かせてもらいます。
私は、ここ最近、英語学習がマイブームです。
私は脳科学を割と信じているので、
脳科学を英語学習に生かした本を
何冊か読み、実践しています。
読んだ本の中でも、
一番興味深かったのが、
英単語の覚え方です。
人間は過去の記憶を思い出すことで、
その記憶が定着するから、
英単語を覚えたかったら、
一度、さらっと覚えて、
それを忘れかけたころに、
もう一度、思い出そうとすることで、
その英単語がより記憶に定着するというやり方です。
忘れかけた頃、
「この英単語の意味、何だっけなー」と
一生懸命、思い出そうとする、
その時間が長ければ長いほど、
その英単語は記憶に残るそうです。
さっそく、やってみたら、
忘れかけた英単語の意味を思い出す作業は、
なんとももどかしく、苦しいですが、
思い出した後は実に記憶に残ります。
思い出すという行為って、
こんな力があるんだなあと、
興味深く感じている今日この頃です。
上記のような脳の性質・
過去の記憶は思い出せば出すほど定着するは、
英単語だけではなく、
ネガティブな過去の記憶にも
同様に作用しています。
つまり、昔の嫌な記憶を思い出せば出すほど、
それが記憶に定着してしまうのです。。。
詳しいメカニズムと対処法は、
下記の記事に書いていますので
もしよければ読んでみてください。
◇自分にひどいことをした人に対する怒りが長引き、
どうしても許せない時の処方箋
クライアント様に、この話をすると、
自分は昔の嫌なことを繰り返し思い出して、
根深く記憶に定着させてしまった、、、
自分の記憶の中に定着した嫌な過去の記憶が、
数えきれないほどあって、
それを考えるとゾッとする、、、
そんな風に仰って落ち込む方が
たくさんいらっしゃいます。
そんな時、私は、
そんな自分を責めないで、
自分をいたわるよう努力してみてくださいと伝えます。
自分を責めても仕方ない、悪影響しかないと
骨身にしみて分かっているからです。
自分の記憶の中に定着してしまった
数多くの嫌な記憶に思いをはせながら、
自分にこんな風に言ってみてくださいとお願いします。
仕方ないよね、
思い出したくなくても思い出しちゃうし、
ネガティブな感情のお掃除の仕方を、
昔は知らなかったんだもの。。。
今は昔と違う、
今はネガティブな感情のお掃除の仕方を
知っているから、
今ここから始めようね。
って、自分に話しかけて、
心と身体に溜まっている
過去のネガティブな感情をお掃除する
ボディワークをしてもらいます。
まず、この状況だと、
過去の嫌な記憶を定着させてしまった!!!という
その後悔と自責、そして悲しみの感情に対して
ボディワークをします。
そのあとは、次から次にわいてくる
過去の嫌な記憶にまつわる
ネガティブな感情に対して、
ボディワークをします。
具体的には、
ネガティブな感情をお掃除するような
ボディワークをしています。
感情って、多層状になっているんです。
このような例なら、
上の層は過去の嫌な記憶を定着させてしまった!という
後悔や自責など、
その下の層には、
それだけ傷ついてきたことに対する悲しみ、
さらに、その下の層には、
様々な過去の嫌な記憶にまつわる
ネガティブな感情。
感情は上の層から、お掃除していきます。
クライアント様が、このお掃除を続けてくださると、
お掃除効果がかなり出て、
仕事も恋愛も、どんどんいい感じになっていく方が多いですね。
話を少し広げますが、
セラピーを提供する時に気を付けているのは、
クライアント様の辛い過去の体験が、
話す前より、さらに活性化し、
脳に定着しないようにすることです。
※クライアント様のお話を
じっくり傾聴することを
基本とした上での話です。
過去の辛い体験を話しただけで、
セラピーが終わってしまうと、
その記憶が、その方の心の中で、
話す前より活性化してしまい、
ますます脳に定着し、
話す前より、さらにつらくなる可能性があるんですね。
なので、辛い体験をお聴きすると同時に、
話をし過ぎないようにしてもらう、
かつ、その体験を生き抜いてきた自分にも
注目してもらう。
それらをすごく私は重要視しています。
英単語を覚える話から、
セラピーの話になってしまいました。
何はともあれ、
普段、自分がどんなことを考えているか?
それに対して意識的になることが、
心が安定して、幸福感が増すための
第一歩だなあと思います。