セルフケア能力を上げる方法
自分をモニタリングする
今日はセルフケア能力を上げるための
とっておきの方法を紹介します。
それは、自分の状態を
モニタリングするよう心がけること。
具体的には、自分に
「今、どんな感じがしてる?」
「今、何考えてる?」
「今、私に何が起こってる?」などと、
今ここの自分の状態を確認するような
問いかけをしてみること。
人間って、すごく賢いので、
自分の状態に気が付くだけで、
自然治癒力、自己調整力が働いて、
ニュートラルな状態に戻ってこれるんですよね。
私自身、一日、10回は、
この問いかけを自分にしていますが、
大きな効果を感じています。
例えば、最近、私は、
ガイドヘルパーの仕事に集中していました。
※私は、セラピストのほかにも、
知的障がいがある方のガイドヘルパーの仕事をしています。
私はもともと、マイペースな人間で、
予定がつめつめ、人と一緒に居る時間が長いというのが、
かなり苦手なタイプです。
人と一緒に居ると、ストレスが溜まってきて、
早く一人になりたい!と思いがちでした。
だけど、ふと最近の自分を振り返ると、
そうでもなくなっている自分がいて、
これはけっこうな変化だなと思いました。
昔は、すごく人に合わせていたから、
人と一緒に居ると疲れたんですよね。
過去の私を振り返ると、
人に合わせないと、人の気分を損ねないよう頑張らないと、
大変なことになる、生きていけないくらいに思ってました。
毎日、仕事して、家に帰るとクタクタでした。
だけど、今は疲れ方が全然違います。
今も疲れるには疲れるけど、
あの心も身体も芯から疲れるような感じはないですね。
疲れもあるけど、充実感の方が大きいです。
心のセルフケア能力が上がると疲れにくくなる
これは、心のセルフケア能力をアップした
恩恵かなと思います。
そのセルフケアの土台になっているのが、
この自分をモニタリングすることです。
いつでも、一人の時も、
人と一緒に居る時も、
自分が今何を感じているか?
常に問いかけて、
自分の状態を正確に
キャッチすることを心がけています。
そして、自分の状態をキャッチしたら、
それに対して、できる限り、
良質で丁寧な対応をします。
良質で丁寧な対応というのは、
具体的に言うと、
過去の嫌な記憶が湧きあがっているのに気づいたら、
それを解消するようなボディワークをするとか、
頭の中の自分を批判する声が
大きくなっているのに気づいたら、
アファメーションを唱えるとか、
そういうことです。
自分の状態を把握して、
自分をなるべく良い状態にしておくよう、
ベストを尽くしてます。
自分自身のことを、
まるで、大事な親友か、恋人のごとく扱っています。
すると、疲れにくくなるし、
パフォーマンスが上がるんですよね。
自分の能力を発揮できて、
すごくいい感じです。
上記のようなメリットに加えて、
自分で自分をケアできることで、
自信がつくんですよね。
どんな自信かと言うと、
「私は大丈夫」
「私は揺れても大丈夫」っていう自信です。
この自信があると、
生きるのが数段ラクになります。
だから、個人セッションでは、
お話をじっくり伺うことに加え、
自分で自分をケアする具体的な方法を伝えること、
具体的な方法を伝えた後、
それを続けることができるようサポートすること、
この二つを、非常に重要視しています。
以上、参考になれば幸いです。