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皆さんはアファメーションというものをご存知ですか?
おそらくご存知の方が多いかと思います。
そしてアファメーションを唱えてみて、
効果を感じた方、効果を感じなかった方、
どちらもいらっしゃるかと思います。
長い話を短くすると、
アファメーションが効果がない時、
むしろ逆効果になっている時と言うのは、
自分の本心にフタをして唱えている時です。
例えるなら、
う◎こに香水をふりかけるような
アファメーションの唱え方をしている時。
私自身、20年以上前から、
アファメーションを唱えています。
正直、う◎こに香水をふりかけるような
アファメーションの唱え方をして、
逆効果になっていた時期もありました。
その失敗を乗り越え、
今では効果があるアファメーションの唱え方を
身につけることができました。
今日は、私の経験も踏まえ、
効果的なアファメーションの唱え方、
逆効果となるアファメーションの唱え方などを
伝えていきます。
【アファメーション豆知識】
アファメーションというのは英単語で、
アファーム・affirm と言う動詞の名詞形です。
アファームという言葉は、
断言する、はっきり主張する、肯定するなどの
意味があります。
アファメーションという言葉を直訳すると
断言すること、肯定することとなります。
目次
アファメーションが逆効果になる時
ブログの副題として、
アファメーションが毒メーションになる時 なんて言う、
ちょっと過激な表現をしてしまったのですが、
アファメーションが自分を肯定するどころか、
その逆効果となり、
ますます自分を落ち込ませる、
自分が嫌になるということが、
けっこうあります。
最初に、アファメーションが逆効果となりやすいケースを、
具体例を出しながら伝えていきます。
不安や恐れをまぎらわすためにアファメーションを唱えている
分かりやすい例で言うと、
本当はすっごく不安なのに、すっごく怖いのに、
その気持ちを感じるのが、あまりに苦痛だから、
「大丈夫、大丈夫、大丈夫」
「なんとかなる」
「絶対上手くいく」などと、
自分に言い聞かせる。
これが気持ちをまぎらわすために、
アファメーションを唱えて、
逆効果になる典型的な例です。
あと、別バージョンとして、
すごく不安だったり、自信がなかったりするにもかかわらず、
それを否認して、自分をふるいたたせるため、
「頑張る!」「できる!」などと
アファメーションを唱えるケースもあります。
これは、アファメーションを唱えることが、
心に仮面・マスクをつけることになっている
そんな状態です。
セルフイメージの低さを補うためアファメーションを唱えている
これは、どういうことかと言うと、
心のどこかで、
「自分はダメだなあ」とか、
「使えない人間だなあ」とか、
「愛されるはずがない」などと思っていると、
人って、それをなんとかしようと、
すごく頑張るところがあるんですね。
このような心の動きや、それに伴う行動を、
心理学では過補償とか、埋め合わせ戦略と言います。
例えば、
自分のことをブスだと思っている女の子がいて、
自分はブスだから、男性から愛されないだろう、
結婚することは一生無理だろう、
だから、私は一生一人で生きていけるよう、
上場企業に就職しなきゃ!
そのために良い大学に入ろう!と、
必死になって勉強する。
例えば、
自分はあまり頭が良くないし、体力もない、
一人で生きていく力がないと思っている人が、
早く良い男をつかまえて結婚しなきゃ!と、
日々、美容にお金と時間を費やし、
男性を喜ばせる話術や
可愛く見える微笑み方などを研究する。
これらが埋め合わせ戦略です。
敢えて、分かりやすく書きましたが、
この埋め合わせ戦略は、
無意識的にやっている場合が、
ほとんどです。
でね、この埋め合わせ戦略の一つとして、
引き寄せの法則+アファメーション作戦が
使われることがあります。
※引き寄せの法則+アファメーション作戦というのは、
今、私が作った言葉です。
これは、望む現実を引き寄せたいから、
その現実がすでに叶っているとして、
アファメーションを唱えると言うやり方です。
例えば、
彼氏が欲しいけど、
なかなかできないという人が、
「私は素敵な彼と愛し愛される関係を作っています」と
1日何回も100回とか1000回とか唱える。
これが引き寄せの法則+アファメーション作戦です。
このやり方は、効果が出る人と、効果が出ない人、
くっきりと分かれる傾向があるかなと私は思います。
効果が出る人、出ない人の違いが、
どこにあるか?と言うと、
セルフイメージが低いか、そうでもないかです。
セルフイメージが低いと、
引き寄せの法則+アファメーション作戦が、
上記で説明した埋め合わせ戦略になってしまうんですね。
1と2で紹介したアファメーションの唱え方は、
あまり効果がありません。
埋め合わせ戦略によるアファメーションが効かない理由
アファメーションを唱えるって、
ある意味、自分の中のインナーチャイルドに、
言葉を使って心の栄養を与えるようなものなんです。
1と2のように自分の足りないところ、ダメなところを
補いたいという意図で唱えると、
インナーチャイルドに届かないんですよね。
そもそも、自分の中のチャイルドの状態を無視している。
例えるなら、
自分の中のチャイルドが、
傷ついてしゃがみこんでいるのに、
何があったか?話も聴かないで、
「とにかくなにが何でも前向きに生きろ!」と
励ましているようなものです。
そんなことされたら、
チャイルドは欲求不満になるし、
そういうことをする人を信用しなくなり、
心を開かなくなります。
こういった場合は、
アファメーションを唱えれば唱えるほど、
自分の中のチャイルドと離れていくことになります。
これが、私が言う
アファメーションが毒メーションになる時です。
ちょっと下品な例えかもですが、
まるで、う◎こに香水をふりかけるような
アファメーションの唱え方です。
イラストにしてみました
アファメーションの効果的な唱え方
アファメーションを唱える前に
自分の心の状態をしっかり把握する
具体的に言うと、
自分の気分を良いか、悪いか?
そのどちらでもない状態か?
言葉にしてみること、
これが非常に大事です。
またまたイラストにしてみました
気分が下がっている時、
つまり自分の中のうんこに触れている時は、
無理にポジティブな言葉がけを
自分にしないこと。
文章にしてみると、
すごくシンプルなことなんですが、
これがけっこう難しいんですよね。
ネガティブな気持ちを感じるのは、
誰にとっても苦痛ですから、
早く失くしてしまいたい!と思いがちです。
だけど、その早く失くしてしまいたい!と言う気持ちが、
埋め合わせ戦略となり、
う◎こに香水をふりかけるような
アファメーションの唱え方になります。
じゃあ、気分が下がっている時は、
どうしたらいいか?というと、、、
気分が下がっている時と言うのは、
大体が自分を責めている時、
もしくは、
不安に乗っ取られている時ですから、
まずは、自分の気分をニュートラルな状態に
戻すようにしましょう。
具体的に言うと、
自分を責めることを止めること、
不安に乗っ取られることを止めることです。
自分を責めることを止めるため、
不安に乗っ取られることを止めるため、
ポジティブな言葉・アファメーションを唱えてる?
それ以外の方法が思いつかない?
その気持ち、よく分かります。
私がそうでしたから。
う◎こに香水をふりかけるような
アファメーションの唱え方をしていた時期が、
長い間あった私ですから。
その経験があった上で、
今、みなさんにコツを伝えることができます。
自分を責めている時と言うのは、
内なる批判者の声が大きくなっている時です。
こういう時のおススメのやり方は、
内なる批判者に向かって強い口調で
「黙れ!」「うるさい!」
「私は悪くない!」などと言い返す、
もしくは、
内なる批判者の声を真に受けないでスルーすることです。
内なる批判者の声に打ち勝つ方法を
詳しく下記の記事に書いていますので、
参考になさってください。
https://kikugawamaria.com/archives/1426.html
記事の中では、イラストによって内なる批判者に打ち勝つ4ステップを解説しています。
不安に乗っ取られているのを止めるには、
まずは、何が不安なのか?
紙に書きだしてみることがおススメです。
書き出した後、
「こういうことが不安なんだね」と
自分の気持ちを認めてあげましょう。
これだけでも大分気持ちが落ち着くと思います。
不安に対する対処法は、
下記のブログに詳しく書きましたので、
参考になさってください。
◇不安や気がかりなことで、
頭がいっぱいいっぱいになる、
ぐるぐる思考(反すう思考)を止めるには?
https://kikugawamaria.com/archives/525.html
◇彼から一日連絡がなかったり、会えない日が
少し続いたりするだけで、
もう私のこと好きじゃないのかなと不安でたまりません
https://kikugawamaria.com/archives/748.html
ポジティブな言葉がけの前に
今の自分をいたわり認める
この二つのやり方で、
気分がマイナスから、
通常モードに戻ったら、
今度は自分をいたわり、
今の自分を認めるような言葉を
かけるのが良いかと思います。
「よくやってるね」
「今までよく生きてきたね」
「今の私で十分よくやっている」
「今の私のままで愛されていい」
などなど。。。
これは、ある意味、
自分の中のチャイルドに
寄り添うような言葉がけです。
今の自分、ありのままの自分を
認めてもらう、寄り添ってもらうと、
チャイルドは安心するし、満たされます。
これだけで、自然と気持ちが落ち着き、
前向きになることが多々あります。
コツコツ続ける、たくさん唱えるのがコツ
自分をいたわり認める、
それができたら、
ここでやっとポジティブな言葉がけの登場です。
ポジティブなアファメーションの唱え方の
コツとして伝えたいのは、
◇あれもこれも欲しいと欲張らない内容
◇自分に違和感がない言葉
◇シンプルな言葉
この3つです。
自分が叶えたい現実を
より具体的に、より詳細に、
かつ、それが既に叶った状態であるという
文言、文章にするのが良いと言う人も多いですが、
それだと何回も唱えることが難しいかと思います。
ブログの題名に、
「こじらせ女子から愛され女子になる」と書きましたが、
そのためには自分の感じ方、考え方のクセを変えることが
必要になります。
それをアファメーションでしようと思ったら、
回数が勝負です。
なので、自分にとって違和感がない、
かつ、心の栄養となるシンプルな言葉を
とにかくコツコツ、
日に何回も何回も唱えること。
これが大事です。
アファメーションを作ったら、
それを口に出して言ってみて、
自分にとって、
違和感がないか?
嘘くさくないか?をチェックしてみましょう。
例えば、
「私を好きになる人もいるかも・・・」
「頑張らなくても愛されていいかも・・・」
「このままの私で愛されていいかも・・・」
など。
口に出して言ってみて、
すぅっと心に沁みこむ、
真実味がある言葉を選びましょう。
自分の感覚に、徹底的に正直になる。
ささいな違和感をごまかさない。
ここがポイントです。
それから、段々と段々と、
アファメーションの栄養度を上げていきましょう。
「私は愛される」
「私は良い女」
「私は可愛い」
「私はこのままで愛される」
「私は愛を受け取りました」
など。
このような言葉が違和感なく、
自分に言えるようになった時、
ふと気が付くと
現実が変わっているかもしれませんね。
以上、ご参考になれば幸いです。