「気の持ちよう」という言葉がありますよね。
実は、私、この言葉が嫌いでね~
こじらせ女子歴が長く、
病み?闇?出身だからですかね、
「そんなの自分の気の持ちようなんだから!」と言われると、
あなたの気にしすぎ、
あなたの考えすぎ、
みたいに聞こえて、
引いては、
気にしすぎのお前の問題、お前が悪い!と
思えてしまうのです。
カウンセリングの現場でも
「気の持ちよう」なんだからと言われ
傷ついた、落ち込んだという話は
結構聴きますね。
「気の持ちよう」という言葉からは、
人の心というものを浅い、安易なものとして捉えている
そんなニュアンスを受け取ります。
10年近く、
人の心に関わる仕事をしてきて感じるのは、
「気の持ちよう」で
どうにかなる傷つき体験、嫌な体験と
どうにもならない傷つき体験、嫌な体験があるということです。
確かに、そこには個人差もあるかと思います。
例えば、
戦争に兵士として行った男性の中にも、
その体験が深いトラウマとなり、
戦争から帰ってきた後も心を病んでしまった方と、
同じ体験をしても、
その後、普通の暮らしをおくることができた方がいます。
じゃあ、戦争のトラウマで心を病んでしまった方に、
「そんなの気の持ちようなんだから!」と言うのは、
酷だなあと感じます。
これは一つの例ですが、
他の傷つき体験でも一緒かなと思うんです。
だけどだけどだけど、
「気の持ちよう」とかいうレベルの話は抜きにして、
人生、なるべく楽しくハッピーな感じで
生きていけるのにこしたことはないかなと思います。
アドレナリンやドーパミンがガンガン出てる
ハイテンションな幸せ~!!!って感じとまではいかなくても、
怒りや恐れ、不安なんかのネガティブ感情が長引いて
緊張や苦痛が続く人生より、
生きるということ、人と関わると言うことに対して、
リラックスしていられるにこしたことはない。
と私は思います。
「気の持ちよう」で繰り出す
無理くりポジティブではなく、
自然なポジティブ、
リラックスしたポジティブ、
そういうものが自分の人生の土台にあったら
どんなにか良いだろう・・・
そんな風に感じて、
私は私をずっと癒し続けてきたなあなんて思います。
じゃあ、その自然なポジティブって
どこから来るのだろう?
そう自分に問いかけてみると、
6回コースを受けてくださった靖子(仮名)さんからのご感想の中に
ヒントがあるかなと思います。
靖子さんが下記に書いてくださっている
自分の感情を受け止める大人の自分。
自分の中の大人の自分を意識できるようになって、
不安な気持ちが小さくなりました。
悲しい時、怒りが沸く時、
それぞれの感情を大人の自分がどんな風に受け止めたらいいのか、
マリアさんのおかげでわかってきたような気がします。
この大人の自分が機能しているかどうかが、
自然なポジティブの鍵になるかなと思います。
人生、どうやったって、
つらいこと、悲しいこと、寂しいことなどの
ネガティブなことは避けて通れないからです。
自然なポジティブって、
その避けては通れないネガティブが起こった時、
自分がそれにどう対処するか?に罹ってくるのでは?
もっと言うと、大人の自分が機能して、
自分の感情を受け止めて、自分の味方になることができる。
繰り返しになるけど、
これが自然なポジティブの鍵だと思うんです。
これは、結構時間が掛かります。
なぜなら、心の体質を改善する必要があるからです。
例えば、
風邪を治すのと違って、
冷え性という体質を改善するためには
ある程度の時間がかかります。
冷え性を作っている
自分の生活スタイルや習慣、
食事や心の在り方などを変える必要があるからです。
心も、それと同じです。
なのでカウンセリングを提供する時に
一番気を付けているのは、
クライアントさんを急がせないこと。
急がせられると
今の自分が悪いような、ダメなような感じがします。
※私が過去そうでした。
だから昔の私を思い起こしながら、
時間がかかるんだよねえ。。。と
心の中でつぶやきながら、
同行二人をしています。
同行二人 読みどうぎょうににん
お遍路さんで歩いている時は、自分一人で歩いているようでも
お大師さま(空海)が常に隣を歩いてくれているという意味。
以上、参考になれば幸いです。
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