◇人から「こじらせてるよね～」と
　言われてしまって、
　正直、ショックを受けた。

　私って、こじらせてるのかな。。。

◇もしかして私って、
　こじらせ女子って奴なのかな・・・

　もしそうでも、
　あんまり、そのことは考えたくないなあ。

◇まあ、どうせ「こじらせ女子」ですから(笑)
　それが何か？

◇どうして、こんなにこじらせちゃったんだか。。。トホホ

◇こじらせ女子？こじらせる？
　私も、昔そうだったけど、
　もう卒業した。

◇こじらせ女子？
　私には関係ないかな。。。
　と言うか、あまり興味がない。

上記に挙げたように、
この言葉に対して、
親しみを感じる人、
反発を感じる人、
あまり興味がない人、
様々な方がいることでしょう。

こちらの記事では、
「こじらせ女子」という言葉の意味、
「こじらせ女子度が強い人」の特徴、
そして、
自分の中のこじらせポイントの治し方を
紹介していきます。

「こじらせ女子」という言葉を
考える時のポイントは
自分で自分のことを
「こじらせ女子」と言うか？
他人を指して
「こじらせ女子」と言うか？です。

お急ぎの方は、
最後の4章から読んでみてください。

こじらせ女子とNOTこじらせ女子の間に明確な境界線はない

この数年前から使われ始め、
最近は日本語として定着した感がある
「こじらせ女子」という言葉。

私が、「こじらせ女子」という言葉を
初めて聞いたのは去年あたり。

その文脈から言葉の意味は、
なんとなくわかるけど、
人に説明しようと思うと、
なかなか難しい。。。

最初は、そんな感じがありました。

だけど、「こじらせ女子」という言葉に
触れる回数が多くなるにつれ、
段々と「こじらせ女子」が、
どういう風に使われているのか？
理解が進んできて、
自分は元筋金入りのこじらせ女子だったなあ。。。と
思うまでにいたりました。

※元筋金入り、過去形と言うところが
ポイントです。

こじらせ女子について、
理解が進むにつれて、
「こじらせ女子」と、
非「こじらせ女子」という風に
はっきり区別できるようなものではない、

「こじらせ女子」的な要素は、
どんな女性の中にもあり、
その度合いが強いか、そうでないかだけだ

と思うようになりました。

「こじらせ女子」という言葉の歴史

「こじらせ女子」という言葉の
生みの親と言われているのは、
エッセイスト、ライターの雨宮まみさん。
※雨宮まみさんは、2016年に亡くなっています。

雨宮さんが書いた
自伝的エッセイ「女子をこじらせて」（ポット出版）から、
「こじらせ女子」という言葉は
使われだしたと言われています。

雨宮さんは、AVライターをしていましたが、
仕事にするほど、AVに深入りした理由を、

それはひとえに私が
「女をこじらせて」いたから

と著書・女をこじらせての中に書いています。

ちなみに、雨宮さんは
ご自身の著書・女をこじらせて　について、

普通の女の子のように扱われることに違和感を覚え、
だからといって変わり者扱いされることにも違和感を覚え、
じゃあお前はなんなんだ、と問われたときに
「私はこじらせているんです」と言えたら、
説明がラクだなぁ、と思いながら書いたのが
この本です。

という風に述べています。

雨宮さんによれば、

”「こじらせ女子」はあくまで内面の話。
ざっくり言うと、
「自分の女子力に自信がなく、
　女子的魅力をアピールできない女性」”

を指すそうです。

「こじらせ女子」という言葉って、
最初は、自分が自分を描写、
もしくは説明するための言葉だったのですね。

それが、段々と一人歩きして、
「あの子はこじらせ女子だから」とか、
「こじらせてんなーあいつ」とか、
人が他人（主に女性）のことを描写する時にも
使われるようになりました。
※最近は「こじらせ男子」という言葉も使われています。
これについては、また他の記事で書きます。

最初は、自称「こじらせ女子」から始まって、

しかも、それは、
自分のことを
「女をこじらせててと説明出来たらラクだなぁ」
という想いから始まっていて、

段々と段々と、
他称「こじらせ女子」も
出てきたというわけです。

「こじらせ女子」の具体的な説明

ここからは、
「こじらせ女子」の説明を
具体的にしていきます。

先ほど、元祖「こじらせ女子(自称)」の
雨宮まみさんも仰っているように、
「こじらせ女子」という言葉が意味するのは、
一言で言うと、自分に自信がない女子のこと。

特に、女性としての自分、
自分の女子力に自信がない人のことを意味します。

雨宮まみさんの著書の名前の通り、
「女をこじらせて」いる女性のことですね。

自信があるか、ないか？というのは、
あくまで内面の問題なので、

他人から見て、
その人が、モテているか、いないか、
美人か、そうでもないかは、
全く関係ないようです。

「こじらせる」を国語辞典で引くと、

1 物事をもつれさせ、処理を難しくする。
めんどうにする。

2 病気を治しそこねて長引かせる。

とあります。

「こじらせ女子」は、
自分が女性であることをもつれさせ、
その処理を面倒にしている人とも言えますね。

ちなみに、「こじらせる」を、
漢字で書くと「拗らせる」。

手偏（手へん）に幼いです。

なんだか、
言い得て妙だなあと思うのは、
私だけでしょうか？

ポイントは自分でこじらせ女子と言うか？
他人からこじらせ女子と言われるか？

こじらせ女子という言葉の
意味するものを考えた時、

自分で自分のことを
「こじらせ女子」と言った時、

他人のことを
「こじらせ女子」と言った時、

この二つが全くニュアンスが違うということに、
私は驚きと興味を持ちます。

自称「こじらせ女子」と
他称「こじらせ女子」の
ニュアンスの違いを
イラストにしてみました。

自分で自分のことをこじらせ女子と言う時

他人を指して「こじらせ女子」と言う時

思いつくままに書いてみましたが、
全然違いますね！

これって、
「こじらせ女子」という言葉の意味を考える時、
すごく大事なポイントだと思います。

インターネットで
「こじらせ女子」というキーワードで
検索すると、

こじらせ女子を卒業しよう！とか、

こじらせ女子の特徴は、
◇マイナス思考、ネガティブ傾向が強い
◇受け取り下手、甘え下手
◇妄想グセがある
◇いつもと違うことをするのが苦手で、 自分から動かない、動けない
◇一人上手、一人時間、一人行動が好き
◇溺愛しているペットがいる
◇女らしい振舞いや装いに、抵抗や嫌悪感がある
◇キラキラ女子、キラキラ男子が苦手　とか、

いろいろ出てきます。

だけど、それよりも何よりも、

自分で自分のことを
「こじらせ女子」と言った時の
「こじらせ女子」なのか？

他人のことを指して、
「こじらせ女子」と言った時の
「こじらせ女子」なのか？

そこを明らかにしてからでないと、
話は始まらないのでは？

そんな風に私は思うのです。

そして、もう一つ、
強調したいのは、
最初の方にも伝えた
「こじらせ女子」と
「非こじらせ女子」の間には
はっきりとした境界線はないということです。

彼氏がいてもいなくても、
結婚していてもいなくても、
美人と他人から言われる人でも、
不美人と人から思われている人でも、
どんな女性でも、
こじらせている場所ってあるんじゃないかしら？

例えば、
結婚していて、
ダンナに不満はなくても、
自分に自信がないとか、

すごくモテて、
彼氏がすぐできるけど、
長続きしないとか、

人間、みんな不完全だから、
どんな人にも、それぞれ、
こじらせポイントってあるかと思います。

だから、私は、
「こじらせ女子」という言葉の使い方として、
自分をディスるのでもなく、
他人をバカにするのでもなく、
自分のこじらせポイントを認めて、
そのポイントをほどいて幸せになる。

そのために使う。

そんなのは、どうかなあと思うのです。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

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