このブログでも、
何回か伝えていますが、
私のところにご相談に来てくださる方で、
性の悩みというのは、
結構多いです。
その中でも、
一度、体の関係を持った男性を忘れられず、
執着してしまい苦しいという悩みがあります。
肉体関係を持つと、
女性が相手の男性をさらに好きになるわけ
セックスすると、
セックスとまでは行かなくても、
キスしたり、ペッティングしたりすると、
それ以前より、さらに相手が愛しくなって、
その彼を好きになる。
相手のことを考えている時間が増えたり、
無性に会いたくてたまらなくなったりする。
そんな経験がある女性は多いのでは?
これね、オキシトシンという
脳内ホルモンの仕業らしいです。
セックス、もしくは何らかのスキンシップをすると、
オキシトシンというホルモンが分泌されます。
オキシトシンというホルモンは、
別名、幸せホルモン、愛着ホルモン、
絆ホルモンなどと言われています。
オキシトシンが分泌されると、
相手に対する思いやりや親密感が増したり、
相手との関係性を深めようという気持ちが
強くなったりします。
だから、セックスをする前と、
セックスした後では、
セックスした後の方が、
相手をさらに好きになるというわけです。
でね、このオキシトシン、
男性より女性の方が多く分泌されるそう。。。
だから、女性はセックスすると不利なんです。
オキシトシンが男性よりいっぱい出て、
その男性のことを、さらに好きになっちゃうから。
昔、すっごくタイプ、かつ、彼女がいる男性に、
セックスしようと、暗に誘われて、
心が揺れ、女友達に相談したことがありました。
その時のメールでのやり取りを
再現してみます。
女友達
「タイプなら、やるだけやって、
それから考えたら?」
マリア
「でも、オキシトシンが出て、
彼に執着しちゃったら、どうしよう・・・
女はセックスしたら不利じゃん(*´з`)」
女友達
「オキシトシンが出ても、グラウンディングだよ!
グラウンディングしたら大丈夫!笑」
※グラウンディングというのは、
私が個人セッションで伝えているスキルの一つで、
一言で言うと、今ここに着陸することです。
まず、その手始めに、
体を感じることから始めます。
マインドフルネスと通じるスキルです。
なんてこともありました。
結局、その男性とはセックスしてません。
してたら、オキシトシンがたくさん出てるから、
こんな風に書けないよね、きっと(笑)
男性が肉体関係を持った後、
相手の女性に冷たくなるわけ
じゃあ、男性はどうか?と言うと、
女性と逆で、
セックスした途端、
テンションが下がります。
なぜかと言うと、
男性ホルモンの一つ
テストステロンの働きによるものです。
テストステロンは筋トレをすると増えます。
筋肉隆々の男性の顔つきが、
男っぽい、精悍なものであるのは、
そういう理由です。
このテストステロンは、
独占したいという欲求を生み出すホルモンです。
セックスをし始めると、
テストステロンが徐々に増えていき、
独占したいという欲求は女性に向かいますが、
セックスが終わってしまうと、
女性を独占したいという欲求から、
自分の空間を独占したいという欲求に変わります。
かつ、セックスが終わると、
男性の脳からはプロラクチンという
ホルモンが分泌されます。
これは性欲を抑える働きがあるホルモンで、
女性が授乳している時に分泌されるホルモンです。
このような二つの作用で、
男性はセックスすると、
急激にテンションが下がります。
これらホルモンの働きに加えて、
その女性とセックスしたことで、
彼女は自分のものになった!と思ってしまうのも
大きな理由の一つです。
セックスは男性にとって、
狩りのようなもの。
セックスする前は、
狩りをして獲物を捕まえようとしてる気分になり、
セックスしたら、
獲物を捕まえて狩りが終わった気分に変わる。
そんな感じで、
セックス前と後の気分の落差は激しく、
女性とは真逆の方向に変化します。
脳内ホルモンの働きを知り
自分軸で肉体関係を持つかどうかを決める
今日のブログタイトルを
もう一度思い出してください。
◇肉体関係を持った途端、彼氏が冷たくなりました
~初めて、その彼と寝る前に知っておいた方が良いこと~
です。
男性にとっても、
女性にとっても、
ここまで、相手に対する気持ちに
影響を与えるセックス。
しかも、脳内ホルモンの作用で、
セックスすると
男性はテンションが下がり、
女性はテンションが上がるというセックス。
だからこそ、
その彼とセックスする前は、
よーーーーくよーーーーく
自分の気持ちを感じて、
それからして欲しいなと思います。
一番最初のセックスは、
ちょっと、いやかなり、
もったいぶる位で、
ちょうどいいです。
彼に迫られたから、、、とか、
セックスしないと彼が離れていきそうだから、、、とか、
そんな理由でしない方がいいかと思います。
理由は、ここまで読んでくださったなら、
よくお分かりでしょう。
自分とじっくり対話して、
本当に本当に自分がその彼としたい!
脳内ホルモンの意地悪な作用があったとしても、
自分は彼とセックスしたい!
そう思える時だけ、
セックスするのがいいかなあと、
老婆心ながら思います。
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